チャートの見方(ロウソク足)

みなさん、ローソク足とは知っていますか?

そもそもロウソク足って何?って方はこの画像を見てください。

株価のチャートを表示したらこのような画像を見たことがあると思います。

今回はこの「ロウソク足」について解説したいと思います

目次

  1. ロウソク足とは?
    1-1.ロウソク足の構成
    1-2.色の意味
    1-3.上昇ロウソク(陽線)
    1-4.下降ロウソク(陰線)
    1-5.影の長さ
    1-6.ロウソクパターン
    1-7.時間枠の選択
  2. ロウソク足のメリット
    2-1.直感的な可視化
    2-2.トレンドの方向性把握
    2-3.価格変動の強さの確認
    2-4.サポートとレジスタンスの特定
    2-5.逆転の可能性を示唆
    2-6.形成されたパターンの識別
    2-7.異常な動きの検出
  3. ロウソク足のデメリット
    3-1.単一のロウソクだけでは限定的
    3-2.過去のデータに依存
    3-3.パターンの解釈の主観性
    3-4.短期的なノイズに影響されやすい
    3-5.情報の不足
    3-6.突発的なイベントへの対応が難しい
    3-7.トレンドの変化を遅れて捉えることがある
  4. まとめ


1.ロウソク足とは?

ロウソク足は、株価チャート上で個々の時間枠における価格の動きを視覚的に表現したもので、トレーダーや投資家にとって有益な情報を提供します。ロウソク足の基本的な要素について以下で説明します。

1-1.ロウソク足の構成

ロウソク足は「ロウソク」と呼ばれる棒状の図形で構成されます。各ロウソクには「本体(実線)」と「影(ヒゲ)」があります。本体は始値と終値を、影は最高値と最安値を表します。

1-2.色の意味

通常、上昇期間を示すロウソクは緑や白で塗りつぶされ、下落期間を示すロウソクは赤や黒で示されます。ただし、色の規定はチャートソフトウェアやプラットフォームによって異なることがあります。

1-3.上昇ロウソク(陽線)

上昇ロウソクは価格が上昇した期間を表します。始値から終値に向かって本体が伸びる形状です。上部の影は最高値を、下部の影は最安値を示します。

1-4.下降ロウソク(陰線)

下降ロウソクは価格が下落した期間を表します。終値から始値に向かって本体が伸びる形状です。上部の影は最高値を、下部の影は最安値を示します。

1-5.影の長さ

影の長さは最高値と最安値の範囲を示します。上部の影が長い場合は、その期間において一時的に高値が出現していたことを示し、下部の影が長い場合は一時的に安値が出現していたことを示します。

1-6.ロウソクパターン

ロウソク足は特定のパターンが形成されることがあり、これを分析することで市場の転換点や反転の可能性が示唆されることがあります。代表的なパターンには「ハンマー」や「インバートハンマー」などがあります。

1-7.時間枠の選択

ロウソク足はさまざまな時間枠で表示できます。短期的な取引を行う場合は短い時間枠を、中長期の傾向を見る場合は長い時間枠を選択します。

2.ロウソク足のメリット

ロウソク足の使用にはいくつかのメリットがあり、これらはトレーダーや投資家にとって価値ある情報を提供します。以下はロウソク足の主なメリットをわかりやすく説明します。

2-1.直感的な可視化

ロウソク足は価格の動きを直感的かつ視覚的に把握するのに役立ちます。線グラフよりも情報が豊富で、一目で上昇・下落の傾向やパターンを把握できます。

2-2.トレンドの方向性把握

ロウソク足は上昇トレンドと下降トレンドを視覚的に示すことができます。上昇トレンドでは緑や白のロウソクが、下降トレンドでは赤や黒のロウソクが多くなる傾向があります。

2-3.価格変動の強さの確認

ロウソク足の本体や影の長さは価格変動の強さを示します。本体が長い場合は強い変動があり、逆に短い場合は相対的に弱い変動があったことが示唆されます。

2-4.サポートとレジスタンスの特定

ロウソク足は過去の価格変動の最高値や最安値を示すため、サポートやレジスタンスのレベルを特定するのに役立ちます。これは将来の価格動向を予測するのに役立ちます。

2-5.逆転の可能性を示唆

特定のロウソクパターン(例: ハンマーやインバートハンマー)は逆転の可能性を示唆することがあります。これはトレンドの転換点や反発のサインとして利用されます。

2-6.形成されたパターンの識別

ロウソク足は異なるパターンを形成することがあり、これによりトレンドの転換や相場の方向転換の可能性を識別するのに役立ちます。

2-7.異常な動きの検出

突発的な価格の変動や異常な動きは、ロウソク足を通じて素早く検出することができます。これは市場の不安定性や重要な出来事が発生した際に重要です。

3.ロウソク足のデメリット


ロウソク足は相場の動きを視覚的に表現する優れたツールですが、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。以下に、ロウソク足の主なデメリットをいくつか挙げてみましょう。

3-1.単一のロウソクだけでは限定的

一つのロウソクだけを見ても、それが価格の動きを完全に理解することは難しいです。ロウソク足は通常、複数のロウソクが形成するパターンやトレンドと組み合わせて解釈されるべきです。

3-2.過去のデータに依存

ロウソク足は過去の価格動向を示すものであり、将来の市場の動きを予測する確証はありません。過去のパターンが将来も同じように反映されるかどうかは不確定要素です。

3-3.パターンの解釈の主観性

ロウソク足のパターンの解釈は主観的であり、トレーダーやアナリストによって異なる見解が生まれることがあります。これが一因で、同じチャートを見ても異なる結論が導かれることがあります。

3-4.短期的なノイズに影響されやすい

短期的な価格変動やノイズに対してロウソク足は敏感であるため、短期のトレンドを読むのに向いていますが、これが長期の傾向を誤って解釈する可能性があります。

3-5.情報の不足

ロウソク足だけでは、企業の基本的な情報や市場の根本的な要因に関する情報が不足しています。重要な経済指標や企業の業績などの情報も総合的に考慮する必要があります。

3-6.突発的なイベントへの対応が難しい

突発的なイベントや市場の急変に対応するのは難しく、ロウソク足だけではそのような状況に対応するのが難しい場合があります。

3-7.トレンドの変化を遅れて捉えることがある

ロウソク足がトレンドの変化を示すまでには時間がかかり、遅れて変化を捉えることがあるため、急激な市場の変化に対応しきれない場合があります。

ロウソク足は相場分析の基本的なツールであり、他のテクニカル分析手法と組み合わせて使われることが一般的です。トレーダーや投資家はこれらの情報を活用して市場動向の理解を深め、取引の意思決定をサポートします。

まとめ

ロウソク足は過去のデーターが上がっているか下がっているかを把握するのには、有効な手段です。

ですが、インデックス投資を行う上では中長期投資目的の為、ロウソク足を見れるかどうかはある程度の把握で十分です。

チャートの上がり下がりに一喜一憂せず、淡々と積み立てていくことをおススメします!

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